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国際特許事務所の特許出願とは

国際特許事務所の特許出願とは何か?

特許出願して特許が認められた後もお金がかかるの?

特許出願をした後で、念願の特許権が獲得できたばあいですが、登録をしておしまいと首尾よくはいかないようです。まず特許権を取得するのにかかるお金ですが、特許料を3年分まとめて払う必要があるそうです。特許庁のHPによると、平成22年現在では、特許料は1年目から3年目まで毎年2300円に1請求項につき200円を加えた額となるようです。特許料3年分といってもそれほど大きな額にはならないですね。1万円もあれば済みそうです。ちなみに請求項というのは「特許請求の範囲」で区分されたものだそうで、請求項は1つだけということは少なく複数個になることが多いそうですよ。

でも、3年目以降に特許の権利を維持するための料金は、第4年から第6年までの特許料は毎年7100円に1請求項につき500円を加えた額、第7年から第9年までの特許料は毎年21400円に1請求項につき1700円を加えた額、第10年から第25年までの特許料は毎年61600円に1請求項につき4800円を加えた額とだんだんと高くなっていくようです。特許権は特許出願の日から20年と権利の期間が法律で決まっているようなので、最後まで権利をまっとうさせようとするとけっこうな額になってしまいますよね。10年目以降まで権利を維持するのは発明品がヒット商品にでもなっていないとキツイかも。もちろん特許権を維持する必要がなくなったときには維持費用を払い続けなくていいそうです。特許権はなくなっちゃいますけどね。

一つの特許を維持し続けるためにはこんなにも大変だということを初めて知りました。それにしても、特許権を維持するために費用がこんなにかかるのには驚きです。こう言った金銭的なリスクもあるので、特許出願をした際には審査請求というワンクッションを置いて特許出願者に考える時間を与えているのかなとも思います。
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