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国際特許事務所の特許出願とは

国際特許事務所の特許出願とは何か?

特許出願に必要な書類(要約書)

特許出願をするのにはその他に発明の概要などを記載した要約書という書類を添付しなければいけないようです。発明の要点をまとめたものを記載すればいいようですから、明細書や特許請求の範囲の書類を作成するよりはだいぶ楽そうです。要約書の記載に用いる言葉は、明細書などに記載したものと矛盾しないように統一したほうがいいようです。要約書に記載する発明の概要は、具体的には特許出願した発明が解決しようとする課題とそれを解決する手段だそうです。それらを見出しをつけて記載するとのこと。文字数が400字以内と制限されていますが、原稿用紙1枚分と考えると多いような少ないような。この要約書でも図面に付した符号を使って説明するようです。確かに図面に符号がふってあると文章と図面を組み合わせて発明が理解しやすくなるような気がします。

また要約書には選択図というものを記載するそうです。選択図を記載するといっても、図面そのものを描くわけではなく添付した図面のうち最もよいと思われる図面を1つだけ選択してその図番号を記載するだけでよいそうです。特許庁のサイトで説明されている特許公報に掲載するのに最もよい図面を選択という意味がよくわからないのですが、公表された特許公報を読んだ人が一番理解しやすいような図面を選べばいいのではないのかなと思います。また400文字以内で書く発明の概要とうまく対応する図面を選ばないとだめそうですね。結局、要約書というのはそれを読んだだけでわざわざ明細書などを読まなくても発明の内容がざっと理解しやすいように作成するのがコツのような気がします。
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